Go Forward

新型コロナウイルス(COVID-19)騒動が始まって1年半。この現代において、ワクチンの開発がこんなにも時間がかかると誰が想像しただろうか。

マスク、消毒、手洗いさえ行っていれば感染はしないと、どこか対岸の火事のように高をくくっていたが、今年に入って知人2人の訃報を受けた。全快したものの陽性者が2人、そのうちの1人は近しい家族で通勤中に感染したらしい。

地震、集中豪雨などの大災害、そしてコロナウイルスのような感染症。避けようのない不幸や不安に会った時、人は己の心がけを反省し、神に祈り、医療関係者や研究者に深く感謝し、頼るしかない小さな存在であることを思い知るような気がする今日この頃である。

研修や会議もリモートとなり仕事に滞りはほぼないが、この血の通わないコミュニケーションに慣れたくはない。

このリモートメンバーの中には、不便を感じないという人もいるが、「普通の日常」とは、人間同士の息吹を肌で感じるものであると信じられるうちに収束して欲しいものだ。