Go Forward

2021年度始動—オンライン会長会議 事業計画および暫定予算を承認

連合父母会執行部からの説明に拍手やジェスチャーなどで賛同の意思が示された

明治大学連合父母会は5月8日、オンライン会議システムZoomを活用したオンライン会長会議を開催した。国内57地区および韓国、台湾、中国、マレーシア海外4カ国・地域の父母会長および役員70人が参加した。主な審議内容は、2020年度事業報告・決算、2021年度事業計画・予算。なお、決算および予算については、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により会計監査が実施できていないため、暫定扱いとして承認した。

会議に先立ち、連合父母会名誉会長の大六野耕作学長は、卒業式・入学式の開催や2021年度の対面授業について説明した。

まず、卒業式については3月26日に感染対策を講じた上で日本武道館にて実施。入学式については、2020年度に開催できなかったことから、2021年度新入生に加えて2020年度に入学した現2年生と合同で4月7日に日本武道館で開催したことを報告した。

2021年度の授業は、本学が定める活動制限指針レベル1の方針に基づき、対面授業を7割実施する方針をあらためて説明。授業による感染拡大が発生していないことや、4月8日から授業を開始した際には各キャンパスの入構者数がコロナ禍以前の水準に戻っていたこと等を報告した。4月25日に発出された緊急事態宣言以降は活動制限指針レベルを2に引き上げ、対面授業を3割程度として実施中であり、引き続き授業運営や就職支援に注力していることへの理解を求めた。

続いて小林めぐみ連合父母会長は、コロナが収束せず、父母の安全・安心を優先するため、父母会総会をオンラインまたは文書で開催する方針に至ったことを報告した。全国57地区で行われる父母会総会の8割がオンラインで開催されることに触れ、「2020年度に進めていたデジタル化チャレンジがこの父母会総会で結実した。次年度の役員にも引き継いでほしい」と新たなコミュニケーション基盤の定着に期待を寄せた。

会議は、あらかじめ事前送付された資料を手元に、約3億5000万円にのぼる2020年度連合父母会事業および暫定収支決算に関する報告が、各担当役員より行われた。質疑に続き議決が求められると、画面越しに、手で丸が作られたり、拍手のジェスチャーで賛同の意思が示された。2021年度事業計画・暫定予算案についても了承された。

父母会総会・懇談会については、対面では行わず、オンラインで実施するとともに、総会資料のホームページでの公開を基本として、会員父母に向けて情報発信することを確認した。

また、連合父母会の秋以降の主な行事である各地区協議会や父母交流会は例年どおり計画することとし、延期や中止となった場合、その予算を使って代替措置や周知などに柔軟に充てることを了承。具体的な方策は適宜検討することとした。

最後に、各地区父母会の取り組みの好事例について、福島県・長野県・熊本県・香川県の各地区会長より説明が行われ、オンライン会長会議は終了した。

「父母Zoom懇談会」を開催



2021年度「父母Zoom懇談会」が6月12日と26日の2日間開催され、海外在住の父母を含め約1600人が参加した。

「父母懇談会」は、例年5月から7月にかけて大学教職員が全国各地に出向き「父母会総会」後に開催されていたが、新型コロナウイルス感染症拡大を受け、2021年度も全て中止となった。このことを受け、連合父母会と大学で協議した結果、昨年度に引き続き「Zoom懇談会」として実施された。

「明治大学の『今』を知る父母による父母のためのオンラインイベント」をスローガンに、ウェビナー(ウェブとセミナー)形式で両日とも2時間ずつ同内容で催された。大六野学長による大学の現況報告や、各学部長あいさつ、コロナ禍での就職活動や海外留学に関する説明などが行われた。