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専任職員対象シンポジウム「明治大学の情報化戦略と働き方改革」



情報メディア部と人事部が主催する専任職員対象の学内シンポジウム「明治大学の情報化戦略と働き方改革」が7月20日に駿河台キャンパスにて開催された。Zoomを活用したハイブリッド形式で実施され、約150人が参加・視聴した。

このシンポジウム実施に至る経緯として、新型コロナウイルス感染症拡大をきっかけに働き方が大きく変わろうとしている今、職員有志による自主研修員3グループが「これからの職員の仕事の在り方」をテーマに政策提言に向けた勉強会を重ねてきた背景がある。その成果発表が6月8日に「政策提言の場」として設けられ、3グループによる意欲的な提案がなされた。今回のシンポジウムではその「政策提言の場」において発信された各グループの展望を受け、大学の情報化戦略で描く将来像がその実現にどのように貢献していくかということについて、若手世代と経営者世代によるディスカッションを通じて明らかにすることを目的として企画された。

冒頭、荒川利治研究・情報担当常勤理事があいさつに立った。荒川理事は、システムを活用した明治大学の業務、組織全体の変革を指す「MUX(Meiji University digital Transformation)」というキーワードを紹介し、「法人の掲げる長期ビジョンや、中期計画などの実質化に向けて、大学運営を担う皆さんの話を聞かせていただきたい」と述べた。

続いて高村潤情報メディア部長が「明治大学の情報化戦略~情報化で変わる働き方~」と題して講演。さらに、3グループによる提言概要の説明に続いて、中山真一人事部長、高村部長と3グループの代表職員が登壇しパネルディスカッションが行われた。

パネルディスカッションの席では、提言の内容であるモバイルPCを活用した業務効率向上に関する提案や、職員の主体性を高める表彰・業務提案制度の導入、在宅勤務をはじめとした多様な働き方に関する提案などが話題に上がり、業務改善とそれに伴うシステムの最適化などについて、有意義な意見交換が行われた。