「未経験から全国へ」アーチェリー部 滝澤 すず
文・写真/堀之内 萌乃(文2)
髪を一つに束ねたりりしい後ろ姿が、数十メートル先の的をめがけ弓を引く。「今まででの中でもいい結果を残せた」。そう語るのは、関東学生新人個人選手権で536点を取り、明大女子部トップの5位に入賞した滝澤すず(文2=柏崎)だ。華々しいデビューを飾った彼女は、昨年10月に競技を始めた新人アーチャーだ。
高校時代は弓道部に所属していた。「弓道の堅苦しさが自分には合わなかった」。所作の決まり事が多い弓道から離れることを決心し、明大に入学。そして見つけたのがアーチェリー部だった。しかし新型コロナウイルス感染症拡大のため、アーチェリー部は昨年度の春、入部希望の受け付けを中止していた。8月には入部の受け付けが開始されたものの、対面での新歓は開催されず「入部するか迷っていた」。そんな折、同じクラスの福沢舞衣(文2=淑徳与野)が入部したと耳にする。「話を聞いたら『楽しいよ』と」。身近な存在に背中を押され、新たな門をたたいた。
一見似ている弓道とアーチェリー。だが、実際は全く異なる競技である。「弓も、狙う的も、弓の引き方も違う」。高校時代とは全く異なる土俵に足を踏み入れ、一から練習に取り組んでいる。見据えるのは、部の目標である王座出場だ。個人としての目標は「600点以上を取ること」。5月に行われた関東学生リーグ戦では、惜しくも王座出場を逃した女子部。600点の壁を越え、悲願の全国へ。ルーキーの挑戦は始まったばかりだ。
高校時代は弓道部に所属していた。「弓道の堅苦しさが自分には合わなかった」。所作の決まり事が多い弓道から離れることを決心し、明大に入学。そして見つけたのがアーチェリー部だった。しかし新型コロナウイルス感染症拡大のため、アーチェリー部は昨年度の春、入部希望の受け付けを中止していた。8月には入部の受け付けが開始されたものの、対面での新歓は開催されず「入部するか迷っていた」。そんな折、同じクラスの福沢舞衣(文2=淑徳与野)が入部したと耳にする。「話を聞いたら『楽しいよ』と」。身近な存在に背中を押され、新たな門をたたいた。
一見似ている弓道とアーチェリー。だが、実際は全く異なる競技である。「弓も、狙う的も、弓の引き方も違う」。高校時代とは全く異なる土俵に足を踏み入れ、一から練習に取り組んでいる。見据えるのは、部の目標である王座出場だ。個人としての目標は「600点以上を取ること」。5月に行われた関東学生リーグ戦では、惜しくも王座出場を逃した女子部。600点の壁を越え、悲願の全国へ。ルーキーの挑戦は始まったばかりだ。
(たきざわ・すず 文2 柏崎 153cm)