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商学部 駐日ドミニカ共和国大使による特別授業

タカタ大使を囲んで記念撮影

7月9日、駐日ドミニカ共和国大使館のロバート・ミキイ・タカタ・ピメンテル特命全権大使が来校し、特別授業を行った。これは商学部・所康弘ゼミナールの授業の一環として実施されたもの。同ゼミは現在ドミニカ共和国と日本の両国関係(貿易・投資、国際協力分野)に関する研究を進めている。

タカタ大使はドミニカ共和国について、歴史と人種構成、スポーツ、教育、文化、音楽、経済、観光資源など多岐にわたるトピックに触れながら紹介した。さらに、日系ドミニカ人のダンスインストラクターが飛び入りで参加し、ユネスコの無形文化遺産にも登録されているメレンゲや、バチャータといった同国発祥の音楽を聴きながら、ダンスレッスンも行われた。

大使への質疑応答では、新型コロナウイルス感染症がドミニカ共和国の観光産業に与えた影響や、日本の政府開発援助(ODA)に対する評価、両国の国民性の共通点と相違点などに関する質問が投げかけられた。それらの質問を受けた大使は、「日本人は勤勉で、ドミニカ共和国の人々は人懐っこいところがある。共通する部分はおもてなしの心、ホスピタリティを持っていること。そして、違うところよりも似ているところを見つけることの方が大切で、お互いに仲良くすることができる」と笑顔で語りかけた。

受講した学生からは「再び海外渡航が可能になったら、ドミニカ共和国を訪れ、現地の方と一緒にダンスしてみたい」「日本がドミニカ共和国の発展に貢献するために、何が必要かということを考えるきっかけになった」といった感想が寄せられるなど、両国間の良好な関係の構築や異文化理解の重要さを肌で感じた様子だった。
(商学部)