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法学部 付属高校生対象「模擬裁判」を実施

模擬裁判に臨む生徒ら(写真は中野八王子高校)

法学部が付属校の高校生を対象として毎年行っている「法曹入門講座(模擬裁判)」が8月4日・5日の2日間実施された。これは、高大連携の取り組みの一つとして毎年企画されているもので、付属校3校の生徒がそれぞれ駿河台キャンパス・猿楽町校舎内の模擬法廷において、法学部の教員の指導を受けながら事前に用意されたシナリオに沿って裁判を体験するという取り組み。

2020年度は新型コロナウイルス感染症拡大のため中止となったが、今回は参加人数を例年の半数とするなど感染防止を講じた上で実施され、明治高校から25人、中野高校から22人、中野八王子高校から25人が参加した。法学部から、犯罪学・少年法を専門とする上野正雄教授が明治高校を、刑事訴訟法を専門とする黒澤睦教授が中野高校と中野八王子高校の指導に当たった。

この講座は法廷や刑事裁判のシステムに関する説明、配役に分かれシナリオに基づいた模擬裁判の実施、参加者が出した判決について教員からの解説や質疑応答の3部構成で行われた。

参加した生徒から「将来の進路として法曹を考えたい」「新たな発見ばかりで、法学部に進学してもっと詳しく勉強してみたい」といった意見が寄せられるなど、好評な様子だった。

この法曹入門講座は今回で8回目を迎え、参加生徒から法学部を経た法曹も輩出している。法学部は、今後もこのような機会を作り付属高校生の将来の視野を広げられるよう努めたいとしている。
(法学部)