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司法試験最終合格者 法科大学院から22人が合格

法務省は9月7日、法科大学院修了者などを対象とした2021年司法試験の最終合格者を発表した。明治大学法科大学院からは102人が受験し、22人が合格した(前年比8人減)。合格率は、21.57%(前年比2.05ポイント減)だった。法科大学院別合格者数は別表の通り。

全体の合格者数は、1421人で昨年から29人減。法科大学院を修了していなくても受験資格を得られる「予備試験」を経た合格者は374人、合格率は93.5%で、いずれの法科大学院よりも高水準となった。

修了生・奥山さんが合格

今年度の司法試験では、2020年度専門職大学院法務研究科(法科大学院)修了生の奥山茂さんが合格した。奥山さんは全盲というハンディキャップを乗り越え、見事合格となった。

合格を受け奥山さんは、「私の合格は、諸先生方の熱心なご指導と、私が勉強できるように基本書などを加工してくださった大学関係者の皆さまのご尽力のたまものです」とコメント。喜びとともに恩師や関係者への謝辞を述べた。

2021年司法試験 法科大学院別合格者数(上位校)

法科大学院名 受験者数 合格者数
慶應義塾大 227(48) 125(18)
早稲田大 231(67) 115(22)
京都大 185(51) 114(13)
東京大 199(91) 96(23)
中央大 261(68) 83(  8)
一橋大 110(32) 64(13)
大阪大 115(40) 47(  6)
神戸大 113(25) 47(  7)
同志社大 110(26) 39(  3)
名古屋大 55(28) 25(  8)
東京都立大 81(10) 24(  2)
明治大 102(37) 22(  2)

※カッコ内は法学未修者コースの修了者数(内数)