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法学部がLaw in Japan Programをオンラインで開催

プログラムディレクターを務めた水田周平専任講師

法学部は、「Law in Japan Program」を7月から8月にかけて実施した。このプログラムは、日本の法制度を英語で学ぶ外国人向け夏期短期留学受け入れプログラムで、2009年より毎年実施されてきたもの。昨年度に引き続きオンライン形式となった。

7月13日から16日には、学部間協定校の南京師範大学法学院(中国)の学生39人が参加し、日本の法と宗教、法と言語、国際法、現代法などをテーマに、英語で講義やプレゼンテーション、ディスカッションが行われた。プログラム内では、衆議院法制局の小野寺容資氏、モルガン・スタンレーMUFJ証券㈱の葭谷晋一氏の2氏を外部講師として招き、それぞれ憲法、ビジネス法の講義が行われた。

7月14日から20日には同じく学部間協定校のサンパウロ大学法学部(ブラジル)とのプログラムを実施。同大の学生とその他のブラジルの学生、社会人など603人に加え、明大生18人も参加し、日本の刑事手続法や海洋法、司法権の独立などをテーマに講義が行われた。

今回のプログラムは、サンパウロ大学と(独)国際協力機構(JICA)の共同事業「日本開発研究プログラム(フジタ・ニノミヤチェア)」が8月に実施したオンライン特別講義「フジタ・ニノミヤチェア日本法短期教養講座プログラム」に協力して、その一部として本学の講義が提供された。

プログラムに参加した学生からの終了後アンケートでは、「先生や明大生の皆さんがとても礼儀正しく、自分たちの意見に耳を傾けてくれた」(南京師範大学)、「日本とブラジルの法研究のビジョンの共有を進めていくためにとても良い機会」(サンパウロ大学)、「海外交流が困難なコロナ禍では非常に貴重な経験になった」(明治大学)とそれぞれ好評な意見が寄せられた。

法学部は今後も明大生、そして、世界中の学生に法学の面白さを知ってもらえるようなプログラムを提供していきたいとしている。