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連合父母会Zoom全国会長会議-2021年度 新役員決まる

明治大学連合父母会は7月10日、オンライン会議システムZoomで、全国会長会議を開催した。全国57地区および海外4父母会の各会長が出席し、2021年度連合父母会の新役員を選任するとともに、コロナ禍を考慮した父母会活動の方針や事業計画について審議し、承認された。連合父母会長には、神奈川県東部地区父母会の吉野由紀氏が選出された。

6月下旬に東京都の「緊急事態宣言」が解除され、「まん延防止等重点措置」に変更となったが、本学の活動制限指針はレベル1であり、教職員・学生以外の入構や会場貸出が認められない状況下であった。そのため2021年度の各地区父母会の会長に就任したメンバーで開催される全国会長会議も、昨年度と同様に駿河台キャンパスに集合する対面での会議は行えず、今回もZoom上で開催された。

このオンライン会長会議には、小林めぐみ連合父母会長、各地区の新会長、連合父母会2020年度執行部役員から、会計・広報・交流会担当の吉野由紀副会長、学生支援・スポーツ応援の古川健士副会長、地方活性化およびスポーツ応援・東日本担当の寺島広志副会長、地方活性化およびスポーツ応援・西日本担当の木田久美子副会長、須藤政弘顧問、今村健顧問が出席した。

父母会名誉会長を務める大六野耕作学長も冒頭あいさつで参加し、議事に先立ち、日頃の父母会活動への謝辞を述べるとともに、コロナ禍における大学のオンライン授業やワクチンの大学拠点接種等の対応について説明、理解を求めた。

会議は、会則に基づき小林会長が議長となり開会を宣した。昨年度の連合父母会事業について小林会長は、「新型コロナにより各地区に大学教職員を派遣して開催する父母懇談会は実施できなかったが、大六野学長と相談・検討を重ねて、オンラインでの父母Zoom懇談会を6回実施した」と報告した。また、連合父母会の役割である「大学と父母の架け橋になる」の一環として、父母会冊子「今が未来をつくる」を月刊で発行し、「明治大学広報」とともに送付したことなどを報告した。

また、広報活動については父母会活動の見える化とアーカイブを目的として、ホームページでの情報発信の促進を図った。さらに、昨年11月から導入した連合父母会LINEで、大学や連合父母会のホームページに掲載された情報を配信したことを報告した。この連合父母会LINEの登録者は5500人を超え、今後のコミュニケーション基軸とする方針が示された。

続いて、学生支援を担当する古川副会長から、卒業記念品事業として明大カラーかつ同マークが刻印されているクロスのボールペンを例年同様に手配したことが報告された。また、3月26日に日本武道館で卒業式が挙行されたが、卒業式後の学位記授与式が中止となったため、記念品は郵送の取り扱いとなったことも補足された。また、留学支援について、2020年度も中止や短縮となったため、助成費が一部返還されたことが報告された。

会計を担当する吉野副会長からは、各予算の執行状況と父母交流会について説明が行われた。父母交流会は「つながるカタチ」をメインテーマに掲げ、2020年11月29日~12月19日の3週間で開催し、特設サイトに掲載した地区紹介動画も好評を博したことが報告された。

連合父母会顧問からの業務監査報告では、これまで主体であった「会う」活動から、デジタルツールを活用した「つながる」活動へ移行し、父母会活動が停滞しなかったことに言及し、小林会長を筆頭に執行部の先進的な取り組み、努力によって困難を克服しながら1年間活動を継続してきたと評価された。今後については、アフターコロナを見据えたリアルとバーチャルのハイブリッド運営のような父母会のデジタルトランスフォーメーションにより、明治らしいニューノーマルな父母会のあり方を模索して欲しいと提言がなされた。また、大学と父母との架け橋となりファンを増やすために、父母会オリジナルの情報発信を行い、地区父母会やスポーツや芸術に取り組む学生を応援・支援する気持ちが、つながりを創造するような新たなカタチの創造についても提言された。

業務監査報告に続き、再び小林会長から2021年度の事業計画に関する説明が行われた。まず、2021年度の父母会総会については、約8割の地区がオンラインで開催したことを紹介。各地区父母会のデジタル化チャレンジへの感謝の意を述べた。そして、2021年度父母懇談会を昨年度に引き続きZoomで開催し、1600人の父母が参加したことや、新・父母会冊子「暁の鐘」を創刊し、父母会活動の継続を目的として地区父母会の活動について発信していくことが報告された。また、創立140周年記念事業募金に5000万円を寄付することが提案され承認した。

加えて、吉野副会長より8月上旬のスマートフォンでの閲覧を基軸とした父母会ホームページのリニューアルや、連合父母会LINEを用いた地区父母会活動の発信について説明が行われた。

さらに、連合父母会の役員改選では、神奈川県東部地区父母会の吉野由紀氏が連合父母会長に就任した。併せて、会則に基づく副会長、会計監査が選出された。

安全・安心、健康を最優先に

今後の連合父母会活動について、新型コロナウイルス感染症の収束が見通せない状況であることから、引き続き、安全・安心そして健康を最重要かつ最優先にする父母会活動方針を採択した。

秋の恒例イベントである父母交流会については、今年度も大学施設の使用が難しいことが予想されるため、オンラインでの実施を予定。詳細は、連合父母会ホームページなどで随時案内することとした。