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付属明治高等学校・中学校 校友でパラリンピックメダリストの秋山里奈さんと演奏会を開催

見事な演奏に盛大な拍手が送られた フルートを演奏する秋山さん

付属明治高等学校・中学校は、10月24日、明治大学校友の秋山里奈さん(2010年法学部卒、2013年大学院法学研究科博士前期課程修了、アテネパラリンピック100m背泳ぎ銀メダリスト、ロンドンパラリンピック100m背泳ぎ金メダリスト)と吹奏楽班のコラボレーション演奏会を明治高等学校・鵜澤總明ホールで開催した。

これは、7月21日に秋山さんを招いて行われた同校の中学1年生を対象とした講演会「努力の継続性の大切さ」を実施した際に、生徒との質疑応答の中で、秋山さんが現在、以前習っていたピアノへの再挑戦と、新たにフルート演奏に取り組んでいるという話題が出たことをきっかけに、吹奏楽班顧問の鈴木正人明治中学校教頭から秋山さんに吹奏楽班とのコラボレーションを申し入れ、このほど実現したもの。

吹奏楽班の生徒の保護者ら約100人が見守る中、吹奏楽班の生徒88人と秋山さんが登壇し、『シネマ・トリロジー』『ドラマ“相棒”テーマ曲』の2曲を披露した。演奏会に向けて、生徒らは秋山さんの好きな曲を調べて楽譜を用意したり、フルートパートの生徒が演奏した音声データを送り遠隔で練習できるような環境を整えたりするなど自主的に準備を進めてきた。生徒らと秋山さんのそれぞれの努力が結実した見事な演奏に、観客から大きな拍手が送られた。

演奏を終え秋山さんは、「吹奏楽班とコラボしませんかとお声掛けいただいた際には、夢のようなお話だと思い、ぜひやりたいとお返事しました。一度でいいからアンサンブルをしてみたいという思いがありましたが、アマチュアの団体の活動に参加することも難しく、叶わぬ夢だと思っていました。今日はその夢が叶いました」と、演奏会が実現したことへの喜びを語った。また、吹奏楽班の小田菜月さん(高校3年)は、「ご一緒できることを心から楽しみにしてきたので、実現できてうれしい」と秋山さんとの音楽を通じた交流を楽しんだ様子だった。