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政治経済学部・木寺ゼミ つくば市で地域活性化プロジェクト「かみごうマルシェ」

企画・運営に携わった木寺ゼミの学生ら

政治経済学部の木寺元ゼミナールの学生(平野宥人、池田大樹、岡田茉桜、オケチュク・カレン、黒木茉実、森田洸輝、林亜弥〈ここまで政治経済学部4年〉、森琢磨、安田光輝、茂木孝樹〈政治経済学部3年〉)が、10月17日、茨城県つくば市で開催された「上郷フェスティバル」に参加し、「かみごうマルシェ」を企画・運営した。

このマルシェは、2020年8月、つくば市都市計画部周辺市街地振興室が主催の「つくばR8地域活性化プランコンペティション2020」において採択され、賞金100万円が授与されたプラン「Bond Job」を実装化したもの(本紙第742号既報)。「Bond Job」は、「職場体験」と「マルシェ」を通じて、地域における住民同士のつながりを育むことを狙ったプラン。2020年11月に実施した職場体験では、農家や養鶏場など7軒の地元事業者の協力を得て、約40人の子どもたちが参加し、世代間交流を促したとことが高く評価された。続いて、2021年1月に予定されていた「マルシェ」は、新型コロナウイルス感染症拡大に伴って延期されていたが、緊急事態宣言が解除に伴い、ようやく「かみごうマルシェ」として実現した。

同マルシェには、青果、飲食品、雑貨など地元の特産品を販売する12店舗が出店。また、「ボンジョビンゴ」という子どもたちも参加できるイベントを同時に実施し、多様な世代の地域住民に交流の機会を提供した。さらに、地元・上郷市街地活性化協議会の主催のもと、ロゲイニング(地図をもとに時間内にチェックポイントを回り得点を集めるスポーツ)を通じた活性化に取り組んでいる筑波大学藤田直子研究室の取り組みなどとあわせて実施する「上郷フェスティバル」として開催され、主催者発表で1500人を超える地域住民が来場した。

取り組みを終え木寺ゼミの平野さんは、「コロナ禍の苦難もあったが、多くの方々と協働・連携しながら、自分たちの思いや考えを形にすることができたこの経験は何ものにも代えがたかった。今後、このイベントが地域がより盛り上がっていく上での柱となってくれれば心からうれしく思う」と語った。