Go Forward

本学の創立周年記念事業では、これに合わせてキャンパスの整備計画が進められてきた。代表的なものとして、120周年事業としてのリバティタワー、そして140周年事業としての和泉ラーニングスクエア(2021年3月竣工予定)を挙げておきたい。リバティタワーは、旧記念館のイメージを継承しつつ新しいランドマークとして計画された。旧記念館のシンボルであったドームはタワーの最上部に、外壁の輪郭はそのままタワー低層部の柱列に引き継がれている。一方、和泉ラーニングスクエアは、本学理工学部建築学科創設者である堀口捨己により設計された和泉キャンパス第二校舎の外観を継承した計画がなされている。第二校舎のシンボルであったスロープとスリットの入った庇にそのデザインが引き継がれている。いずれの校舎もその特徴的な外観に目が行きがちであるが、引き継がれているのはイメージだけでなく、そこで過ごした学生・教職員の思いや精神であろう。卒業生・教職員に惜しまれつつも取り壊された多くの旧校舎に思いを馳せつつ、本学の伝統を噛みしめたい。