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商学部の所ゼミが駐日キューバ共和国大使館で研究発表

ラミレス大使を囲んで(前列右からモンソン一等書記官、所教授、ラミレス大使)

商学部の所康弘ゼミナールの学生が10月15日、駐日キューバ共和国大使館を訪問し、ミゲル・アンヘル・ラミレス特命全権大使と面会した。さらに、同大使館のクラウディオ・モンソン一等書記官(政務担当)らを相手にキューバに関する内容の研究発表を行い、学術交流を深めた。

今回の訪問は、同ゼミの学生らがエントリーを行っていたキューバ政府主催の国際会議参加のための渡航が、新型コロナウイルス感染症を理由に中止となったことがきっかけとなった。1年間をかけて準備した研究発表の場を失った学生らのために、同大使館の館内での報告の機会が特別に設けられた。

学生らは、SDGs(持続可能な開発目標)のうち2つの目標をテーマとしたグループに分かれて発表を実施。一つ目は、「ジェンダー平等の国際比較」をテーマに、北欧諸国、日本、キューバにおける女性の社会進出度、ならびにジェンダー平等実現にむけた制度面や社会・文化面の相違について国際比較を行った(参加学生=八木康二郎、清家雪乃、中村里奈、延原ゆりこ・いずれも商学部4年)。

二つ目は、「キューバの水資源問題と日本の支援」をテーマに研究を行い、同国首都のハバナにあるJICA(国際協力機構)事務所へのインタビュー調査などによって明らかになった水道インフラの問題点を考察した(参加学生=神田侑紀、渡茉菜実、伊藤梨紗・いずれも商学部4年)。

ラミレス大使は、「国際会議への出席とキューバ渡航が叶わず大変残念でしたが、キューバに関心を持ってくださり感謝します」と語り、学生らの来訪を喜んだ様子だった。
(商学部)