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リバティアカデミーオープン講座 「子どもの精神科~こころの育ちを見守る~」



講師を務めた山登院長(上)と中里氏

明治大学の生涯学習機関・リバティアカデミーは10月26日、「子どもの精神科~こころの育ちを見守る~」をオンラインで開講した。この講座は、「明治大学子どものこころクリニック」開院記念企画として、子どもたちの抱える“こころの問題”や“発達の問題”をテーマに、無料のオンライン講座として実施。2人の講師による2部構成で行われ、延べ約180人が受講した。

講座の前半は、「子どもの精神科~こころの育ちを見守る~」と題して、同クリニック院長の山登敬之氏が講師を務めた。山登院長は、子どもの身体に現れる原因不明の症状や、普段と異なる行動は、言葉にできない心のメッセージであると解説。さらに、周囲の大人たちがそれらのメッセージをどのように受け止めればよいかという観点で講演した。

後半は、「子どもへのかかわりのヒント~ペアレントトレーニングの視点から~」と題して、同クリニック専門相談員の中里容子氏が講師を務めた。臨床心理士でもある中里氏は、子どもへの関わり方について、具体例を交えながらアドバイスを送った。

受講者からのアンケートでは、「これから自分が何を補っていくのがよいのか考える指針となった」「いろいろなヒントをいただき、心が軽くなった」といったコメントが寄せられるなど、受講者自身の身近な状況に置き換えて振り返る貴重な機会となった様子だった。