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明治大学教育会 第14回総会・講演会を開催

オンライン参加者に向けて講演を行う佐藤氏

明治大学出身の教育関係者が集う「明治大学教育会」の第14回総会・講演会が2021年11月13日、前年度に引き続きオンラインで開催され、教職課程を履修する在学生を含め教育関係者ら約100人が参加した。同会は会員の教育的力量の向上と会員相互の交流を図るとともに明治大学の教員養成に貢献することを目的として2008年に設立され、毎年11月に総会および研究大会(今年度は講演会のみ)を開催している。

総会では大六野耕作明治大学学長や田中徹太郎教育会会長のあいさつのほか、会務報告、支部報告などが行われた。

続いて実施された講演会では、「学校教育の可能性を信じて—大震災被災校とコロナ禍の新設校での実践—」と題して、元石巻市立雄勝中学校校長、前仙台市立錦ケ丘中学校校長の佐藤淳一氏が登壇。佐藤氏は、東日本大震災による津波で校舎が流された石巻市立雄勝中学校の校長として子どもたちに寄り添い、「たくましく生きよ」と励まし続けたエピソードを紹介。さらに、仙台市立錦ケ丘中学校では、「共に生きる」という校訓を掲げ、コロナ禍の中で初代校長として新設校づくりに取り組んだ経験談などを披露した。

参加者からのアンケートでは「佐藤先生の取り組みを伺って涙が出るほど感動した」「教師として働くモチベーションが高まった」などの感想が寄せられた。
(資格課程事務室)