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昨年12月23日、本学は、学校法人日本学園と系列校化基本合意書を締結した。この合意書通りに事が進めば、付属中野八王子以来、約40年ぶりの付属校の新設となる。日本学園という歴史のある伝統校と本学がタッグを組むことは、相乗効果が期待でき新しい付属校にふさわしい学校となるだろう。

付属校を新設する理由として、18歳人口の減少が大きなウエイトを占める。本学は、ライバル校と比較すると一般入試での入学者比率が高く、より確実に多様な学生を確保するためにも付属校の拡充は必要である。また、グランドデザイン2030にあるように全国型大学である本学は、一都三県以外出身の学生比率を高める必要があり、今後は、全学型指定校の設置などが議論されるであろう。

一方、グローバル化の波や国内の少子化の加速のもと、アジアを中心とした世界中の多様な文化背景を持つ学生を多く受け入れる時代が来る。50年後、100年後の「明治」はどのようにあるべきか、世界における「明治」の立ち位置について、いまだ新型コロナウイルスに翻弄されている状況であるが、早急に議論を開始する必要があるように思う。