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第26回学長杯留学生日本語スピーチコンテスト—韓国からの留学生イムさんに学長賞

受賞者と審査員らによる集合写真。スクリーンはリモート参加の受賞者(左からイ・ジェウンさん、イム・ヒチャンさん)

日本語教育センターは2021年12月11日、「第26回学長杯留学生日本語スピーチコンテスト」(後援=明治大学連合父母会、協力=明治大学国際交流団体キャンパスメイト)を駿河台キャンパス・グローバルホールで開催した。

今回は、中国、韓国、マレーシアからの留学生計15人が出場。そのうち8人が新型コロナウイルス感染症拡大に伴う入国制限のため、自国からリモートで参加した。今回の発表テーマは「私のお気に入りの『うた』」と題し、日本への留学を決心するきっかけとなった曲や、日本での留学生活中に思い出す母国の音楽などを題材に、留学生らは思い思いにスピーチした。

最優秀賞にあたる学長賞には、韓国からの留学生イム・ヒチャンさん(文学部1年)が輝いた。イムさんのスピーチタイトルは「ヨーデル:ヨーロレイヒーの魅力」。親戚たちと開催した歌の大会を盛り上げるために、アルプス地方発祥の民謡である「ヨーデル」を練習し、披露したという体験談を流暢な日本語で語った。リモート参加ながらも、イムさんの人柄や情景が伝わるスピーチに会場は笑顔に包まれ、見事学長賞の受賞となった。

同コンテストは、留学生の日本語能力の向上と学生同士の交流を目的として1996年から開催され、大学公認の国際交流団体・キャンパスメイトの学生たちが企画・運営を担っている。出場者(スピーカー)に、2人程度の日本語アドバイザーが付き、本番まで一緒にスピーチを練り上げるなど、相互交流の機会となっている。各賞の受賞者は別表のとおり。

第26回学長杯留学生日本語スピーチコンテスト入賞者(敬称略)

受賞名 氏名 国籍 所属 タイトル
学長賞 イム・ヒチャン 韓国 文1 ヨーデル:ヨーロレイヒーの魅力
連合父母会長賞 イ・ジェウン 韓国 政経1 胸に残る黒いLEMON
日本語教育センター長賞 メロディー・ラオ・チウ・イイ マレーシア 経営3 大人の私を眠らせる子守唄
審査員特別賞 チェ・エリョン 韓国 政経3 昭和の歌とノスタルジア
キャンパスメイト賞 魏 子豪 中国 情コミ研M1 あの夜の私へ

チョ・ホソンさん(商1)の日本語アドバイザー(田中柚希さん〈国日3〉、中根径さん〈法3〉)に、グッドアドバイザー賞が贈呈された