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テンプル大学ジャパンキャンパスとの単位互換協定を全学部に拡大-TUJキャンパスでの国内留学体験が2022年8月から開始

本学への表敬訪問の際のTUJウィルソン学長(左)と大六野学長(2020年10月・本紙第744号既報)

明治大学は、テンプル大学ジャパンキャンパス(東京都世田谷区、以下TUJ)との単位互換協定を拡大し、全10学部からのTUJへの学生派遣が2022年8月から可能となる。

TUJはテンプル大学(米国・ペンシルベニア州立)の日本校で、2005年度に日本で初めて文部科学省から外国大学の日本校として指定された。米国式の少人数教育により、教養、メディア・コミュニケーション、芸術・建築の3学部の専門科目をすべて英語で学ぶことができ、学生の6割は約60カ国から来た留学生。

明大生は、こうした国際的な環境で、渡航を伴う留学に向けた英語力向上や、留学帰国後の英語力の維持・向上に努めることができるようになる。また、明治大学の授業を履修しながらTUJの授業に参加し、修得した単位は所定の条件のもと、明治大学で認定されることが可能となる(学部ごとに条件は異なる)。さらに、TUJでの授業料は免除される。

プログラムは、秋学期、春学期、夏学期の3期間設けられ、それぞれ8月下旬~12月、1~4月、5~7月に実施。2022年秋学期開講のプログラムは4月下旬から学内募集が開始される予定。

今回の協定拡大は、2014年度に締結された明治大学文学部とTUJとの単位互換協定について、全学部の学生派遣が可能になるよう見直しが行われて実現することとなった。

TUJのマシュー・J・ウィルソン学長は、「明治大学との協力関係を強化できることを大変うれしく思う。今回の協定改定が独自の『国内留学』の場になることを期待する」とコメントを発表。明治大学の大六野耕作学長は、「学生の皆さんや時代のニーズに合わせた『新たな留学のカタチ』を開発し、これからも国を越えた『大学の融合』を合言葉に真の国際化を目指したい」と述べた。

明治大学は今後も学生のさまざまな声に寄り添った国際教育を展開していく。