博士学位授与式44人に博士学位を授与

2021年度博士学位授与式が３月27日、駿河台キャンパス・アカデミーコモンで執り行われ、44人（課程博士36人・論文博士８人）が栄誉ある学位を取得した。

式典には、小川知之大学院長をはじめ、大六野耕作学長、柳谷孝理事長、各研究科長らが列席。博士学位取得者一人ひとりに学位記を授与後、式辞に立った小川大学院長は、「現在我々が直面している多くの課題はさまざまな学問分野のエキスパートが協働しないと解決できないものである」と述べ、「今後は自分の専門分野の研究を進めていくとともに、各分野の専門性を発揮・融合することで課題解決を目指していく融合プロジェクトへ挑戦し、新しい世界を切り開いていただきたい」と激励した。

続いて、学位取得者を代表して髙波紳太郎さん（文学研究科）が答辞を務めた。髙波さんは「心血を注いで集中した博士論文執筆の時期は、これから教育と研究に身をささげようとする私たちにとって不可欠な時間だった」とした上で、「先生方や同じ道を行く同志から厳しくも温かな励ましがあり、孤独な道のりではなかった」と感謝の言葉を述べた。