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文・鈴木専任講師と農・新屋准教授に「連合駿台会学術奨励賞」

(左から)柳谷理事長、鈴木専任講師、当山連合駿台会専務理事、新屋准教授、大六野学長

「第27回連合駿台会学術奨励賞」の授賞式が3月15日、駿河台キャンパス・大学会館で執り行われ、文学部の鈴木開専任講師と農学部の新屋良治准教
授が連合駿台会学術奨励賞を受賞した。

同賞は、政財界などで活躍する明治大学校友の親睦団体である連合駿台会が、本学教員らによる学術研究上の優れた成果を表彰するもの。

鈴木専任講師は、『明清交替と朝鮮外交』をテーマに、明清交替の政変期における朝鮮外交の実態を中韓双方の史料を用いて明らかにしたことが評価された。新屋准教授は、「極限環境湖に棲息するヒ素耐性線虫の発見と環境適応機構の解明」をテーマに、極限環境微生物に関する研究による進化プロセスの解明や、医療への応用などの学術的意義が評価された。

所用により欠席となった連合駿台会・田村駿会長からの祝辞を同会の当山明彦専務理事が代読。「将来の発展につながるような研究が高く評価された。受賞された先生方にはこれからも明治大学発展のために尽力していただきたい」と田村会長のコメントが読み上げられた。

受賞者スピーチでは、両氏はそれぞれ、「今回受賞した研究内容は中間報告。研究を進めてさらに新しい成果を出していきたい」(鈴木専任講師)、「線虫に関する研究は研究者の少ない分野なので、明治大学が世界的な研究拠点となれるように研究教育活動を続けていきたい」(新屋准教授)と述べ、受賞の喜びとともに今後のさらなる研究活動への意欲を語った。