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理工学部の石田准教授が第18回日本学術振興会賞を受賞

(左から)黒田機械工学科長、受賞した石田准教授、立川理工学部長

独立行政法人日本学術振興会が2021年12月16日に発表した「第18回(令和3年度)日本学術振興会賞」に理工学部の石田祥子准教授が選出された。2022年2月3日に日本学士院で予定されていた授賞式は新型コロナウイルス感染症拡大のため中止となり、賞状と賞牌は石田准教授に届けられた。

受賞テーマは「折紙に基づく展開構造の設計と力学的機能に関する研究」で、これは折紙の形の変化を、数学を使って計算することによって、役立つ製品や技術へと応用する「折紙工学」における石田祥子准教授の顕著な業績が認められたもの。

今回の受賞について、石田准教授から理工学部の立川真樹学部長と、機械工学科の黒田洋司学科長に報告が行われた。石田准教授は、「日本の伝統を人の役に立つ製品や技術へと活かせるのが折紙工学の魅力であり、それを実感することが研究への原動力」と自身の研究を振り返り、「環境・エネルギー問題や防災といった社会が抱える課題に対し、折紙という新しい切り口で解決へと導けるよう、挑戦を続けていきたい」と報告した。

令和3年度の同賞は、学術研究機関などから推薦された317人の候補者と、前回からの候補者163人を加えた計480人の候補者の中から選出。25人が受賞者となった。