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広島大学附属高校で特別授業を実施

平口教授の授業の様子(文系クラス) 理系クラスを担当した中田准教授

明治大学は、2021年12月10日に広島大学附属高等学校で明治大学教員による特別授業を実施した。この取り組みは、全国の高校生に大学の学びを体感してもらうことを目的として毎年数校ずつ実施しているもので、今回は同校の生徒約200人が受講した。さらに、この授業の模様を採録した広告記事が2022年2月28日の中国新聞朝刊に掲載された。

特別授業は文系、理系に分かれて実施された。文系クラスは、政治経済学部の平口良司教授による「格差が固定化しない社会の仕組みとは」をテーマに、経済成長に悪影響を及ぼす社会的流動性の低下や、親が大学を卒業していない家庭から大学へ進学する「ファースト・ジェネレーション」の子どもへの支援などの「教育支援」が重要であることなどが解説された。

理系クラスは、総合数理学部の中田洋平准教授による「スポーツテックの現状とチームスポーツに対する付加情報」。スポーツの中継でよく目にするようになった「自由視点映像」などの先端技術を例に、「スポーツを見る側」に視点を置いた研究事例が紹介された。

参加した生徒からは「将来は格差を生まない社会をつくりたい」「ボールの軌道も計算できると聞いて数学が役に立つことがわかった」などの感想が寄せられ、明治大学での学びの一端に触れ、視野の広がりや学びへの関心の高まりを実感した様子だった。