第13回「明治大学文学賞」の表彰式に代わる選者と受賞者との懇談会が2月25日、オンラインで開催された。「倉橋由美子文芸賞」の大賞に青沼伶さん(農学部3年)の『少年の境界』が選出された。同文芸賞ならびに「阿久悠作詞賞」の佳作をそれぞれ3人が受賞した。
同賞は、学生の意欲的な課外活動を奨励することを目的に2009年から始まり、13回目を迎えた今回は、昨年に引き続き、連合父母会と㈱阿久悠の後援によって催された。明大生を対象に作品を募集し、文芸賞に37作品、作詞賞に93作品の応募があった。
冒頭、あいさつに立った合田正人文学部長は、文芸賞の名前を冠する倉橋由美子氏を挙げ、本学在学中に執筆した『パルタイ』が、明治大学学長賞受賞後に注目を集めて芥川賞の候補作品となり、作家としての地位を確立していったというエピソードを紹介。「このことは昔あった話ではないと思う。皆さんが、今後物事をどう考え、書いていくかということを楽しみにしています」とねぎらいの言葉をかけた。
各部門の選者からの講評に続き、文芸賞大賞を受賞した青沼さんは、「何か物事を一つ大成するということの長く孤独な道のりと、その後の喜びを受賞者の皆さんと共有できる機会をうれしく思う」と喜ぶとともに、「膨大な応募作に心を込めて選評いただいた選者の皆さまには感謝の言葉しかありません」と関係者らへの謝辞を述べた。
受賞作品集は文学部ホームページで公開中。
同賞は、学生の意欲的な課外活動を奨励することを目的に2009年から始まり、13回目を迎えた今回は、昨年に引き続き、連合父母会と㈱阿久悠の後援によって催された。明大生を対象に作品を募集し、文芸賞に37作品、作詞賞に93作品の応募があった。
冒頭、あいさつに立った合田正人文学部長は、文芸賞の名前を冠する倉橋由美子氏を挙げ、本学在学中に執筆した『パルタイ』が、明治大学学長賞受賞後に注目を集めて芥川賞の候補作品となり、作家としての地位を確立していったというエピソードを紹介。「このことは昔あった話ではないと思う。皆さんが、今後物事をどう考え、書いていくかということを楽しみにしています」とねぎらいの言葉をかけた。
各部門の選者からの講評に続き、文芸賞大賞を受賞した青沼さんは、「何か物事を一つ大成するということの長く孤独な道のりと、その後の喜びを受賞者の皆さんと共有できる機会をうれしく思う」と喜ぶとともに、「膨大な応募作に心を込めて選評いただいた選者の皆さまには感謝の言葉しかありません」と関係者らへの謝辞を述べた。
受賞作品集は文学部ホームページで公開中。
第13回明治大学文学賞受賞作品集はこちらから
https://www.meiji.ac.jp/bungaku/info/2021/6t5h7p00003f6a0j.html
第13回 明治大学文学賞 受賞作
第一部門倉橋由美子文芸賞 | 大賞 | 『少年の境界』青沼 伶(農3) |
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佳作 | 『眼光』菊地 旭輝(文1) | |
『飛びたつ準備はできている』曽雌 美里(文3) | ||
『おはよう、ユーグレナ』堅田 瑛子(理工1) | ||
第二部門阿久悠作詞賞 | 大賞 | 該当作なし |
佳作 | 『紅葉かつ散る』藤巻 亮太(情コミ2) 【A】自由作詞形式 |
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『夜の空想』小島 淳之介(文4) 【A】自由作詞形式 ※第12回佳作受賞者 |
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『ありふれたい』灰本 陽介(理工研M1) 【A】自由作詞形式 |