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第619回 明大スポーツ新聞部 ズームアップ

「レディースの時代を作る」ボードセーリング部 岡 朋加

文/廣末直希(法1)写真/ボードセーリング部



昨年度、全日本学生選手権大学対抗戦で3連覇を果たした強豪・明大。今年度はたった3人しかいない女子部員の活躍も際立った。中でも、岡朋加(情コミ2=日大藤沢)は、ジャパンカップの学連2年生レディースクラスで優勝を果たすなど波に乗っている。「レディース時代を作る」。そう強く語る岡が、新たな風をボードセーリング界に吹かす。

元々、マネジャーとして入部することを考えていた。しかし、試乗会で初めてウインドサーフィンを経験し「すごく楽しくて、マネジャーではなく4年間プレーヤーとしてやりたい」とプレーヤーとしての入部を決意。「女子選手が明大の練習には付いていけない」。周りからそのような反対がある中でも意志は固かった。最初こそ、男子との体力差に付いていけず、苦しんだ。しかし、負けず嫌いで、何事にもひたむきに突き進む岡は必死に食らいついた。その努力が実を結び、今では男子と一緒の練習にも付いていけるようになり、全日本学生選手権関東支部予選で8位に入るなど着実に成長している。

「レディースを引っ張っていける存在になりたい」。明大のレディースの速さを知ってもらうために、個人としても全日本学生選手権で結果を残すことにこだわりを見せる。「男子にも負けない」。負けん気の強さを武器にボードセーリング部女子部門に日の目が当たる日もそう遠くない。
(おか・ともか 情コミ2 日大藤沢 164㎝)