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和泉ラーニングスクエアが竣工

1階エントランス付近から3階までつながる階段・吹き抜け部分 竣工式に列席した法人役員・大学関係者ら

和泉キャンパスにおける教室数不足や教育施設の老朽化の問題、さらには社会の激しい変化に対応し、総合的な知の基盤である「教養教育」を展開する“主体的な学びの場”の創出を目的として和泉キャンパスに整備された「和泉ラーニングスクエア」が3月30日に竣工した。竣工式、大学関係者への内覧会などが行われ、4月8日から学生の利用が開始された。
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3月30日に現地で執り行われた竣工式には柳谷孝理事長、大六野耕作学長をはじめ、法人役員、大学役職者が列席。永福稲荷神社の神職による神事に続いて柳谷孝理事長があいさつに立った。柳谷理事長は、設計監理を担当した㈱松田平田設計、施工を担当した戸田建設㈱、日本電設工業㈱、大成温調㈱、家具・備品を担当した㈱清和ビジネスらに謝意を表すとともに、「堀口捨己(本学理工学部建築学科の創始者)先生の設計思想を受け継いだ、ニューノーマル時代を先取りした教育棟になった」と述べ、2031年に迎える大学創立150周年に向けた引き続きの支援と協力を求めた。

続いてあいさつした大六野学長は、「スチューデントファーストを感じられる素晴らしい教育棟となった。今後も教学と法人が一体となり、進化の歩みを加速させたい」と述べ、和泉ラーニングスクエアを通じた本学の未来に向けた構想を語った。その後、設計や施工会社への感謝状贈呈、施設見学が行われた。

和泉ラーニングスクエアには、大小さまざまな教室に加え、学生の主体的、対話的学びの新しい学修スタイルであるアクティブラーニングを推進する多様な学修環境(グループボックス、カイダン教室、センターアゴラなど)が用意されている。学生自身による主体的な学びを後押しする、明治大学らしさを体現した校舎となっている。今後、第二校舎などの解体と、キャンパス中庭部分などの外構整備が12月に完了する予定。