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2022年度入学式を挙行



午前の部宣誓の本田さん 午後の部宣誓の岩下さん

2022年度入学式が4月7日、日本武道館(千代田区)で挙行された。雲一つない晴天の下、9167人(学部生8130人、大学院生1037人)が明治大学での新生活をスタートさせた。
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式典は学部・大学院別に午前・午後の2部制で行われ、いずれも大六野耕作学長の告辞、柳谷孝理事長の祝辞、新入生代表による宣誓と続いた。告辞で大六野学長は、新型コロナウイルス感染症の感染対策に注意を払いながら入学試験に取り組んできた新入生らをねぎらうとともに、「常識にとらわれることなく、現代社会・世界を脅かす問題を見据え、平和で豊かな時代を切り開く知恵を生み出していただきたい。明治大学は皆さんのそうした努力を強力に支えます」と力強く語りかけた。

続く祝辞で柳谷理事長は、目的や意図を意味する“パーパス(purpose)”という単語が近年、企業経営において「社会的な存在意義」を表す言葉として注目を集めていることを紹介し、「これからの学生生活において、自己と向き合い、社会にどのような価値を提供したいのかということを考え続け、未来を切り開いていく上で羅針盤となる皆さんそれぞれのパーパスを見出されることを大いに期待します」と新入生にエールを送った。

新入生代表による宣誓は、午前の部に本田賢太郎さん(理工学部)、午後の部に岩下千夏さん(法学部)が登壇。本田さんは、「大学生活で学び、研究することは、学問分野を問わず全て尊い命を支えるものであると確信している。そのことを常に念頭に置いて何事にも積極的に挑戦していきたい」、岩下さんは、「『権利自由』『独立自治』の精神の下、学問を柱に、自身の目標に向かって意思を貫き『個』を確立していきたい」と誓った。

その後、グリークラブ、混声合唱団による校歌の斉唱に続いて、校友で元プロ卓球選手の水谷隼さんによるビデオメッセージが放映された。水谷さんは「明治大学での4年間はこれまで貯めていたパワーを存分に発揮して、勉強や好きなことに全力で取り組んで」と新入生に向けて激励のメッセージを寄せた。