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明治・法政・関西 3大学連携事業シンポジウム「これからの大学のあるべき姿」

大六野学長 廣瀬総長(法政大学) 前田学長(関西大学)

明治大学・法政大学・関西大学の3大学連携事業シンポジウム「これからの大学のあるべき姿-新型コロナウイルス感染症への対応で見えた課題と今後の展望-」が3月12日に開催された。

シンポジウムは、各大学の新型コロナウイルス感染症への対応の中で見えた課題と今後の展望について議論を深めることを目的として催された。感染症拡大防止のため、明治大学内から無観客でのライブ配信形式で行われ、その動画は現在も公開されており、4月26日時点で約1200回以上の再生されている。

シンポジウムの第1部は、各大学の代表者による講演。明治大学の大六野耕作学長は「メディア授業の活用とオンライン留学の可能性」と題し、コロナ禍で行われた明治大学のメディア授業やオンライン留学について、学生を対象に実施した5回のアンケート結果などを用いて紹介した。

続いて法政大学の廣瀬克哉総長による「学生の〈学びへのコミットメント〉を深める大学のDX(デジタルトランスフォーメーション)を目指して」と題した講演では、オンライン授業の実施を通じて改めて認識されることとなった対面授業の意味や、教室の機能に関する気付きなどが報告された。

関西大学の前田裕学長は、「DXで広がるGlobal Smart Campus-COIL/Virtual Exchangeと留学-」をテーマに、関西大学における具体的な取り組みとともに、これからの社会の活性化に必要な多文化共生の重要性とその実現に向けたDXの可能性を説いた。

第2部は、明治大学の上野正雄副学長(法学部教授)が進行を務め、3氏によるパネルディスカッションが行われた。3氏はそれぞれ、「学生が持っている潜在的な力や関心を引き出すために、コロナ禍で取り入れられた教育現場のDXの活用などを積極的に行っていくことが重要」(大六野学長)、「それぞれの大学が持っている指導方法などのリソースを共有し、交流を通じて1+1+1が4や5になるような体制を作っていきたい」(前田学長)、「各校それぞれに一定の相違があり、その差を体で感じることこそが、自分の大学の中にいるだけでは気付けない学生自身を知るきっかけになる」(廣瀬総長)と発言し、今後のさらなる交流の活性化に期待を寄せた。

「これからの大学のあるべき姿-新型コロナウイルス感染症への対応で見えた課題と今後の展望-」動画はこちらから
https://youtu.be/RKbqx4hJCHI