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樋口新葉さん(商4)に明治大学特別功労賞



大六野学長から賞状と記念メダルが贈呈された

明治大学は4月22日、体育会スケート部の樋口新葉さん(商学部4年)に「明治大学特別功労賞」を贈呈した。

樋口さんは、2022年に開催された北京五輪団体戦において日本史上初となる3位(暫定)のメダル獲得に貢献。さらに、同大会の女子シングルでトリプルアクセルを成功させた五輪史上5人目の選手となり、5位(暫定)入賞も果たした。これまで国内外の大会で上位入賞を果たし、スポーツ界での著しい功績とともに、本学の名声を高めることに貢献したことが認められ、特別功労賞が贈呈された。

同日、駿河台キャンパス・リバティタワーで贈呈式が挙行され、大六野耕作学長から樋口さんに対して賞状と記念メダルが贈られた。樋口さんは、「北京五輪に出場し団体戦で3位に入賞できたこと、また、このような名誉ある賞をいただくことができてとてもうれしい」と喜ぶとともに、「文武両道を目指して皆さんと一緒に大学での勉強も頑張っていきたい。本日はありがとうございました」と謝辞を述べた。

同会場では贈呈式に引き続き、本学校友でフリーアナウンサーの竹山マユミさんがインタビュアーを務め、明大生向けのトークイベントが開催された。贈呈式では緊張していた様子だった樋口さんも、時折笑顔も見せながら、北京五輪での演技の振り返りや、学生生活に関するエピソードなどを披露した。最後に、「大学生活で、いろいろな人と関わった経験が他のところでも生きてくると思う」と明大生に向けてアドバイスを送ると、会場から大きな拍手が送られた。

贈呈式の前後には、樋口さんとスケート部関係者による表敬訪問が行われた。北京五輪で日本選手団団長を務めたスケート部フィギュア部門監督の伊東秀仁氏(1984年政治経済学部卒)、牛山久仁彦スケート部部長(政治経済学部教授)ら一行が柳谷孝理事長、大六野学長、明治大学校友会の北野大会長らと懇談した。

明治大学特別功労賞

明治大学の学生、教職員、校友(OB・OG)らの中で、学術・文化・スポーツなどの分野において顕著な功績を挙げ、明治大学の教育・研究の振興・発展に寄与したと認められる個人や団体に対し贈られる。これまでに、星野仙一さんや北野武さん、水谷隼さんらに贈呈。樋口さんは37番目の受賞者となった。