駿風

大学などを含む高等教育機関では「国際化」が、ビジネスの世界では「グローバル人材」という言葉が近年よく聞かれる。明治大学は「国際化」を目指し、また、「グローバル人材」の育成に積極的に取り組んでいる。大学の「国際化」は単に英語で授業をすればよいということではない。教える内容やスタイルなど全て、それが存在するのであれば、「国際的スタンダード」に準拠していなくてはならない。これは教える側の問題である。現在、明治大学ではクロスアポイントメント制度導入の検討を行っており、このことによって「国際的スタンダード」準拠の一つを実現しようとしている。

また、大学内の国際連携本部は積極的に明大生の海外留学を支援している。英語が話せるだけではなく、実際に国際的な環境に飛び出し、国際的な感覚などを直接体験することが重要であると考えるからである。留学生も増えつつあり、キャンパス内の雰囲気も国際的になりつつある。建物などのハード面のみならず、一番大切な教育の中身というソフト面も大きく変わろうとしている。