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文学部のカリキュラム改正に学生が提言

学生サポーターによる発表の様子

文学部の学部教育の根幹にあたるカリキュラム(教育課程)の一部改正が2024年4月に行われる予定。改正はこれまで数年おきに実施されており、文学部専任教員によるカリキュラム検討委員会で検討されてきた。

3月28日に開催されたカリキュラム検討委員会では、文学部では初の試みとなる現役学部生によるカリキュラム改正に関する提言が行われた。これは、カリキュラムづくりに学生の声を反映することを目的として、新たに設けられた「学生サポーター制度」の最終報告会にあたるもの。さまざまな学科、学年に所属する文学部生9人が、「学生サポーター」として2021年10月から半年間にわたって提言に向けた調査・検討を行ってきた。

学生サポーターは、より魅力あるカリキュラムづくりを目指して、現在のカリキュラムに関する分析や調査を実施。提言は2班に分かれて行われ、新規科目の提案や、外国語教育に関するアイデア、学部の広報活動などをテーマに、工夫を凝らした提言がなされた。「金融に関する新たな教養科目の設置」や「第二外国語の授業の進行速度を、教員間で共有してみてはどうか」など、学生目線ならではの提言に対して検討委員から多数の質問が寄せられ、予定時間を超えて活発な議論が行われた。

カリキュラム検討委員会では、これらの提言も踏まえ、次回改正に向けた検討が続けられている。
(文学部事務室)

「学生サポーター」に参加して

今井 廉(文学科英米文学専攻4年)

カリキュラム検討を通して、大学で本来学ぶべきものは恒常的なものではなく、時代の変化に対応し、その都度学生のニーズに応えていく変動的なものであることが重要だと認識することができました。

また、文学部で得た知見を今後どのように社会に還元していくかということについて、活動の中で明確化することができました。今後も「柔軟な思考」の重要性を意識しながら生活していきたいと思います。