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校友会—明治大学戦没学徒忠霊殿慰霊祭

参列した関係者ら

明治大学の戦没学徒の御霊を慰め鎮める忠霊殿慰霊祭が7月10日、新潟縣護國神社(新潟市中央区)にて厳かに執り行われた。明治大学から柳谷孝理事長、校友会から德丸平太郎副会長および校友会新潟県支部の髙橋淑浩支部長、加えて本学校友である中原八一新潟市長など関係者約40人が参列した。

明治大学校歌の奉納、玉串拝礼に続き、あいさつに立った柳谷理事長は、同支部および同神社の関係者への謝意とともに、忠霊殿に祭られている本学諸先輩方の御霊に対し、本学が昨年創立140周年を迎えたことを報告。さらに、本学の学徒出陣者として少なくとも4603人の出征者、324人の戦没者が確認されていることに言及し、「戦後77年を経過したが、令和の世になってからも繰り返される外国での戦争や国内でのテロの悲惨な現実を風化させることなく、明治大学はこれからも人類の平和に貢献し続ける大学として一層の発展を目指す」と力強く決意を述べた。

明治大学戦没学徒忠霊殿

学業の道半ばにして学徒出陣などで戦死した明大生の戦没者を祀る霊廟。戦時中は駿河台校舎の旧図書館内に安置されていたが、新潟県出身校友の尽力により、1950年に新潟縣護國神社に移された。2006年には、同神社のご厚意により、本殿脇に本学独自の「忠霊殿」を新たに建立。以後、毎年、理事長ら大学関係者が校友会新潟県支部とともに慰霊を行っている。