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国際教育センター「15カ国40校の協定校の学生とオンライン国際交流」

企画・運営するキャンパスメイト 真剣な表情でイベント前の接続準備にあたる学生ら

国際教育センター公認の学生団体「キャンパスメイト」が実施する、協定校学生とのオンライン国際交流企画「Meiji University Tandem Language Exchange」(以下、タンデム)が、2022年度春学期に6回開催された。これは、明治大学の学生が英語と日本語の両方を用いて、本学協定校の学生とオンラインで気軽におしゃべりを楽しむという企画で、「コロナ禍下でも国際交流したい」という思いを持ったキャンパスメイトの学生らによって2021年度から始まったもの。春学期に実施された6回の企画では、欧米やアジアなど15カ国40校の協定校の学生109人と、明大生168人が参加した(いずれも延べ数)。

各回のトークは、少人数のブレイクルームに分かれ、「好きな食べ物は?」といった身近なテーマから始まるなど、どのグループもリラックスした雰囲気で行われていた。全体の進行役を務めるキム ノアさん(政治経済学部2年)は、「雰囲気が硬くならないよう、冗談を言ったり軽い感じを心掛けている」と工夫を語る。

タンデムの面白さについて、運営スタッフの宮地夏海さん(文学部1年)と、平田絢音さん(情報コミュニケーション学部1年)はそれぞれ、「他国の友達ができて、日本との文化の違いを知ることができる」(宮地さん)、「普段日本人の友達とはあまり話さないような話題でさまざまな国の人と会話ができる」(平田さん)と紹介。さらに、同団体の代表を務める勝又海星さん(政治経済学部2年)は、「海外からの参加者のほとんどは日本への留学を希望している学生。昨年度の参加者がその後来日し、隣で共に運営する仲間になったということがあった。何よりもうれしかった」と笑顔を見せた。

7月7日に実施された春学期の最終回には、海外参加者から「今秋、日本で会えることが楽しみ」というコメントが多く寄せられた。タンデムは、「来日前にオンラインで知り合い、来日後は対面で交流を深める」という、新しい国際交流の形を生み出している。
(国際連携機構特任准教授三牧 純子)