本学の学生相談室は、「学生が学業に専念し、安定した学生生活を送ることができるように」との理念の下で、1959年に和泉キャンパスの学生寮に設置されたのがそのはじまりです。それ以降、学生に関する相談であればどんな相談でも受け付けるという「よろず相談所」を標榜し、学生からの相談のほか、教職員および学生の家族からの本学学生に関する相談に対応するという体制を有しています。このコロナ禍においても、オンライン、対面、電話やビデオ通話などさまざまなメディアを駆使して学生からのSOSを聞き漏らすまいとするスタッフの奮闘が続いています。さらに、私立大学での合理的配慮提供の義務化や成人年齢の引き下げにより、配慮申請や法律トラブルなどの増加が見込まれており、学生相談室が担当する業務内容もさらに多様化すると考えられています。ぜひこの機会に、本学には1959年当初の設立理念を踏まえながらも、時代に合わせた臨機応変な学生支援の実現に向けて尽力している学生相談室という組織があることに、ご留意いただければ幸いです。