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法学部—短期留学受け入れプログラム「Law in Japan Program」

小室教授による授業のスライド

法学部は7月5日~9日の5日間にわたって、短期留学受け入れプログラム「Law in Japan Program for サンパウロ大学 Online 2022」を実施した。「Law in Japan Program」は、海外の学生に日本の法制度を英語で学ぶ機会を提供することを目的として、法学部が2009年度から毎年行っている取り組みで、過去2年に続きオンラインでの実施となった。

学部間協定校のブラジル・サンパウロ大学法学部の学生をはじめ、ブラジルの学生・社会人、明治大学の学生など合わせて約200人が講義に参加した。今回のプログラムは、サンパウロ大学法学部と国際協力機構(JICA)の共同事業である「日本開発研究プログラム(フジタ・ニノミヤチェア)」が実施する日本理解促進のためのオンライン特別講義(「フジタ・ニノミヤチェア日本法短期教養講座プログラム」)の一部として、法学部が協力し、提供したもの。

プログラムでは「日本の刑事手続法」「著作権法」など、5つのテーマで講義が行われ、小室輝久教授の講義では成人年齢の引き下げについて法学部生がプレゼンテーションを行った。さらに、ウクライナ情勢や、日本のブラジル支援などを話題に、チャットツールを通じて活発な意見交換が行われた。

参加したサンパウロ大学のフェリペ・マルティンス・アナワテさんは、「グローバルな視点を持つために参加した。日本法に触れることはキャリア形成にとても重要だと感じた」と感想を述べた。また、法学部の須賀菜月さん(1年)とキム・ボギョンさん(2年)はそれぞれ、「英語の講義で法律を学習することは、私にとって大きな挑戦になった」(須賀さん)、「先生方の意見交換を見ることができる講義など、多様な方式の授業を受講できた」(キムさん)とプログラムを振り返った。

担当した法学部の職員は、「法学部生はもとより、世界中の学生に法学の面白さを知ってもらえるようなプログラムを今後も提供していきたい」と意気込みを語った。
(法学部事務室)