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情報コミュニケーション学部 ジェンダーセンター 「『LGBTQ勉強会』って何やるの?~演劇・映像制作の現場から考える」

講師を務めた和田氏

情報コミュニケーション学部日置貴之研究室とジェンダーセンター(センター長=牛尾奈緒美情報コミュニケーション学部教授)は、7月9日、駿河台キャンパス・リバティタワーで、「『LGBTQ勉強会』って何やるの?~演劇・映像制作の現場から考える」講座を共催した。情報コミュニケーション学部生など約70人が参加した。

この講座は、劇団青年団所属の俳優和田華子氏を講師に招き、情報コミュニケーション学部の授業「日本文学」の関連企画として2部構成で実施され、第1部では、同氏が2019年から開催してきた「俳優・劇作家・演出家・制作者に向けたLGBTQ勉強会」でどのような内容を取り上げているかということが紹介された。

さらに、第2部では「日本文学」の講義で取り上げている、前近代を中心とした日本の演劇・芸能の中でのマイノリティ表象やマイノリティ自身による表現の例などとの比較を通じて、現代の演劇・映像とLGBTQとの関係について、日置准教授とトークセッションを行った。

和田氏は、「表現に携わる方には正しい知識を持っていただきたい。勉強会を開催しなくてもよくなることを願っている」と述べるなど、演劇・映像制作現場におけるLGBTQを巡る課題とともに、今後の表現方法の可能性を提示した。

開催後の参加者アンケートでは、「演劇界でのLGBTQの扱われ方や勉強会の目的など、興味深かった」という意見が寄せられるなど、多くの学生にとって新たな気付きのある講義となった。
(情報コミュニケーション学部事務室)