Go Forward

「校友の皆さまと共に『前へ!』」

まず初めに3年ぶりとなる明治大学校友会定時代議員総会の開催を心よりお慶び申し上げます。また、北野校友会長をはじめ、校友会の皆さまには日頃より本学の発展に多大なるご尽力を賜っており、学校法人明治大学を代表し、厚く御礼を申し上げます。

さて、今理事会の任期も折り返し地点を過ぎましたが、これまでの2年間を振り返りますと、コロナ対応と創立140周年記念事業が理事会の主要な取組でありました。コロナ対応については、生活困窮学生への支援やオンライン環境整備など合わせて約21億円の支援を行いました。さらには、他大学に先駆けまして、今後とも起こりうるであろう災害やウイルスで学生たちの修学機会が奪われることのないよう可及的速やかに支援を行うためのファンド「明治大学学生・教育活動緊急支援資金」を創設いたしました。創立140周年記念事業については、記念事業を代表する和泉キャンパス新教育棟「和泉ラーニングスクエア」が本年3月、竣工いたしました。最新のメディア環境を整備した新校舎で学生達が熱心に学ぶ姿に、キャンパスに集い、共に学びあうことの重要さを改めて感じた次第であります。

これらの事業は、校友会そして校友の皆さま方からのご支援なくしては実現しえなかったものであり、まさに「明治はひとつ」そして「同心協力」の精神によるご支援に、心から感謝申し上げます。

また、昨年11月1日に挙行いたしました創立140周年記念式典の場において、次の創立150周年である2031年に向けてのあるべき姿を示した第2次長期ビジョン「MEIJI VISION150-前へ-」を学長と共に公表いたしました。大学経営における7つの重点目標の一つとして「校友との連携強化」を掲げておりますとおり、次の創立150周年、さらにその先も校友の皆さまと共に力を合わせて「前へ!」と邁進してまいる所存です。

結びになりますが、本学がこの21世紀にアジアのトップユニバーシティ、そしてアジアのハブとして未来に輝き続けていくために、引き続きのご理解とご協力をお願い申し上げますとともに、校友会のますますのご発展と校友の皆さまのご健勝をご祈念申し上げまして、私からのあいさつとさせていただきます。