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司法試験合格者オンライン交歓会 —法科大学院から16人が最終合格



2022年の司法試験合格者を祝賀する「合格者交歓会」が、9月22日、オンラインで開催された。これは、9月6日に法務省から発表された同試験の最終合格者のうち、本学法科大学院(専門職大学院法務研究科)修了生に加え、本学出身者を招いて行われたもの。さらに、法科大学院や法制研究所の教職員、明治大学法曹会の関係者など合わせて41人が参加した。

交歓会は法務研究科の平田厚教授が司会を務め、冒頭、法学部長の上野正雄教授、法務研究科長の工藤祐巌教授によるあいさつから始まった。それぞれ合格者らを祝福するとともに、「これからも謙虚な気持ちで頑張っていただきたい」(上野教授)、「司法修習では一人ひとりが活躍し、明治大学の存在感を高めていただきたい」(工藤教授)と期待の言葉を寄せた。

法制研究所長の黒澤睦法学部教授と、法曹会の田中等会長(1973年法学部卒)による祝辞に続いて、合格者が一人ずつお礼のあいさつに立った。合格者らは「どの先生方も時間を惜しまず、私が納得するまで熱心に教えてくださったおかげ」「法学部から法科大学院に進学し、奨学金を利用して金銭面での支援もいただいた。人の痛みが分かるような法曹になりたい」と合格までの苦労話や今後の目標などについて笑顔で報告した。

2022年の司法試験は法科大学院から86人が受験し、16人(うち未修者4人)が合格した。合格率は18.6%(前年比2.97ポイント減)。これ以外の明治大学出身合格者は9月末時点で34人(明治大学法制研究所調べ)。司法試験全体の合格者数は1403人で昨年から18人減となった。