駿風

昨年度の終わりに近づいた今年2022年３月、政府は約２年間停止していた留学生への新規ビザの発給を再開した。この政府決定はとても喜ばしいことであったが、同時に、交換留学生をはじめとした本学の留学生たちに日本語科目を提供している日本語教育センターにとっては、五月雨的に入国してくる学生に対してどのように授業と学生支援を提供するのかという、また違った柔軟性が求められる春学期になった。

そして、秋学期を迎え、日本への留学を長い間ずっと待っていた交換留学生たちが一気にキャンパスに戻ってきている。出身地域も専門も多様な留学生たちに対して、日本語教育センターではそれぞれのレベルに適した日本語科目を提供するのはもちろんのこと、授業を通じて留学生個々人がそれぞれに直面している問題を早期に把握することを心がけている。国際教育センターをはじめとした学内の関係各所と連携することで適切なサポートを留学生に提供するとともに、本学の全学生が少しでもリラックスできるような国際交流の空間づくりを心がけながら、教職員一同、日々奔走している。