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和泉ラーニングスクエアで「寄付者アドバイザリーボード」

カイダン教室で講演する大六野学長 ホール座席に取り付けられた芳名プレート(名前部分は加工しています) 和泉ホールで行われたグランドピアノお披露目コンサート

学校法人明治大学は10月8日、和泉ラーニングスクエアで、寄付者アドバイザリーボードと、「明治大学創立140周年記念事業募金」座席芳名プレート顕彰寄付者を対象とした施設見学会および連合父母会から寄贈されたグランドピアノお披露目コンサートを開催した。

午前中に行われた寄付者アドバイザリーボードは、高額寄付者である特別紫紺賛助員と紫紺賛助員に対して本学が助言を仰ぎ、事業に反映することを目的としたもの。特徴的な施設の1つである「カイダン教室」を会場に17人が参加した。

冒頭、柳谷孝理事長があいさつに立ち、これまでの支援・寄付への謝意を表したうえで、「明治大学がアジアのトップユニバーシティとして輝き続けるためのご助言を賜りたい」と述べ開式した。続いて、大六野耕作学長による「いま、必要な教材は、キャンパスだと思う」と題した講演では、「課題解決能力を養うため、『異質な意見』がぶつかりあう環境として設計された」とコンセプトを紹介。さらに、「『国際的な大学といえば明治』と評価されるように取り組みたい」と意気込みを語った。

午後からは、寄付者と父母会役員約300人らが参加して、同施設内「和泉ホール」の座席に設置された芳名プレートの見学を含めた施設見学会とコンサートが行われた。施設見学会では、日頃から大学見学に訪れた高校生にキャンパスを案内している学生プロジェクトのメンバーが先導し、館内の設備とともに、対面授業再開後のキャンパスの様子なども紹介された。

連合父母会から寄贈されたグランドピアノを「和泉ホール」ステージに設置して行われたコンサートは、明治大学シェイクスピアプロジェクトの学生らが司会を務め、公認サークル「ピアノの会KLAVIER」による演奏と「明治大学混声合唱団」による合唱の計9曲が披露された。1日を通じて、寄付者・父母会役員・明大生との活発な交流が行われ、有意義な催しとなった。
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