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文学部生限定就職キャリア支援イベントが初開催

多くの文学生が参加した

文学部卒業生によるパネルディスカッションの様子

文学部は、10月15日に駿河台キャンパスで文学部生限定の就職キャリア支援イベントを開催した。これは、「文学部での学びが、社会に出た後や就職活動の際にどうやって生かせるのか分からない」という学部生からの意見を受けて企画されたもので、今回が初めての試み。1・2年生90人、3年生160人の合計250人から申し込みがあり、全ての行事の参加のべ人数は約680人と、多くの文学部生の参加があった。

イベントでは1コマ50~60分で行われるセミナーと、文学部卒業生によるパネルディスカッションが用意された。セミナーは、「面接対策講座」「公務員・民間との併願の良さがわかるまとめ講座」「業界研究比較講座」の3種類が企画され、業界比較研究では、マスコミ、銀行、保険の3つの分野が対象となった。それぞれ、「文学部ならでは」の視点に特化し、趣向を凝らしたセミナーが開講された。

卒業生によるパネルディスカッションは、入社1~5年目の社会人40人の協力を得て実現。卒業生らは近い業態別に9組に分かれて、それぞれ仕事内容や就職活動でのエピソードを披露するとともに、参加した文学部生との質疑応答なども行われた。登壇した卒業生は、「私たちにとっても刺激をもらえる良い場になった。就活を控えた文学部生の励みになったようであれば幸い」と感想を述べた。

参加学生からのアンケートでは、「好きで入った文学部とはいえ、就職活動においては引け目を感じていたが、自信を持つことができた」「論文の読解や卒論の執筆など文章を書くこと、思考の整理ができることが文学部生の強みなのだと分かった」と前向きな意見が多数寄せられた。

イベントを企画した文学部職員は、「アンケート結果が概ね好評で、文学部生にとって意味のあるイベントだったことが認識できた」と振り返り、次年度以降も継続して実施していきたいとの意向を示した。