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付属明治中学—中2生徒が調布市・三鷹市でフィールドワーク

訪問先で学習する生徒ら(写真は調布市国際交流協会)

付属明治中学校は、2022年11月7~9日にかけて、中学2年生183人を対象とした調布市・三鷹市でのフィールドワーク(社会課題探求教育)を実施した。これは、身の周りの社会課題について関心を持ち、自ら探究して問題解決について考え、行動する生徒の育成を図ることを目的として、地域住民との触れ合いの中から貴重な体験や学びを得る機会として企画されたもの。

生徒らは6~7人ずつの班に分かれ、調布市が定める「施策31方針」の中から各班のテーマを決定。そのテーマに基づく活動をしている団体や人を探し、教員による依頼の後、生徒から直接電話で連絡し、インタビューや仕事体験などを取り付けた。テーマは「防犯対策の推進」や「都市農業の推進」などの施策に分かれ、地域の事業者や個人などを3日間の間に1日ずつ訪問。最終的に合わせて55団体・個人を訪問し、さらに、調布市生涯学習出前講座の受講体験も合わせて22講座で実施された。

生徒らの訪問の受け入れ先からは、「皆さんに私たちの活動を見つけてもらえたことをうれしく思う」「積極的に活動し、質問もよく練られていた」などといった感想が学校に寄せられた。

中学2年生の学年主任である大竹雄介教諭は、「生徒たちは当日、緊張や不安な顔で学校を出発していたが、満足感や達成感でいっぱいの表情で学校に帰ってきた」と生徒らの成長を喜ぶとともに、「本校と調布市の皆さまがつながったと感じる瞬間がそれぞれにあったと思う。これこそ大きな学びであり豊かな時間になった」と述べ、受け入れ先への謝意を表した。
(高等学校・中学校事務室)