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3年ぶりに駿河台キャンパスで「父母交流会」開催

拍手喝采「交響楽団」による開会記念演奏 メタバース「岸本辰雄ホール」で行われた、アバターを用いた大六野学長による講演会

連合父母会は2022年11月27日、第18回「父母交流会」を駿河台キャンパスで開催した。3年ぶりに対面形式での実施となった交流会は、対象地区の東日本23地区と大韓民国父母会から1100人が参加。イベントへの参加学生400人と合わせて約1500人が来場した。新たな試みとなる「メタバース交流会」も実施された。

「父母による、父母のためのオープンキャンパス」と銘打たれた父母交流会。開会式は、御子柴嘉穂里会長によるあいさつで開式となった。御子柴会長は、「3年ぶりの対面開催です。『安心・安全・健康』の方針に沿いつつ、楽しんでいただきたい」と来場した父母に呼びかけた。

祝辞に立った大六野耕作学長は、父母交流会の対面開催を喜びつつ、「より複雑化する社会の中で貢献できる人物となるには、他者との対話が必要。キャンパス内に学生が集い・交流できるような新たなスペースを設けたので、ぜひご覧いただきたい」と歓迎した。

続いて登壇した柳谷孝理事長は、キャンパスでの父母交流会の開催を祝すとともに、大学創立140周年事業におけるキャンパス整備への寄付やピアノの寄贈など、これまでの父母会の支援に感謝の意を示した。さらに、スチューデントファーストを軸としながら、「父母にとっての『第二の母校』となるような大学運営を行いたい」と意気込みを語った。

オープニングセレモニーは、明治大学交響楽団による開会記念演奏。映画『スター・ウォーズ』の劇中曲などを含む全5曲を披露した。実施後のアンケートでも絶賛コメントが多数寄せられた。

開会式の後は、アカデミーコモン、リバティタワー、グローバルフロントを会場にさまざまな企画が用意された。アカデミーコモン1階エントランスでは、明治大学黒川農場で収穫された野菜の販売や、M-Naviプロジェクト採択企画でもある「MU STREET PARK」(※本紙第768号既報)が実施され、学生によるストリートピアノの演奏と、コーヒーの販売が行われた。リバティタワーでは、グリークラブやニューウェーブジャズオーケストラによる演奏会や、吉田悦志名誉教授と山口政信名誉教授による特別講義が実施された。グローバルフロントでは、茶華道研究部による呈茶席が設けられ、明治大学シェイクスピアプロジェクトによる特別公演『変身ボトムさん』は、立ち見が出るほどの人気を博した。

さらに、大学のキャンパスを飛び越え、メタバース(コンピュータの中に構築された3次元の仮想空間やサービス)での交流会も実施された。リバティタワーの岸本辰雄ホールをメタバースで再現し、大六野学長による講演会や、明大スポーツ新聞部による体育会応援情報の発表などが行われた。

閉会式では応援団によるパフォーマンスが披露された。第一応援歌である「紫紺の歌」に始まり、「チャンスパターンメドレー」と続いた。最後は明治大学校歌が演奏され、第18回明治大学父母交流会は幕を閉じた。

今回の交流会は従来の対面方式と、コロナ禍で培われたデジタル技術が融合した、新しいカタチでの「父母交流会」として実施された。

来場者アンケートでは、約400件の回答全てが「とても楽しかった」「楽しかった」という結果となった。交流会の総合プロデュースを担当した連合父母会の栗林哲哉副会長は、「父母交流会の趣旨であったキャンパスの見学と、コロナ禍に負けない学生のひたむきな姿勢を感じられて、満足いただけたのではないか」と感想を述べた。

参加した父母の感想
◯大学の講義を久しぶりに体験できてとても楽しかった。このような授業が受けられる学生がうらやましい。
◯学生たちの感謝の気持ちが十分伝わるイベントだった。
◯イベントを運営していただいた役員の方々のおかげで、気持ちよく参加することができた。

開会式や記念演奏、メタバースなどは父母交流会特設サイトで公開中