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JST共催「さくらサイエンスプログラム・オンライン大学訪問」

登壇した教員、留学生ら

明治大学は、2022年12月17日、(国研)科学技術振興機構(JST)とともに、海外の高校生・大学生を対象とするオンラインイベント「さくらサイエンスプログラム・オンライン大学訪問」を開催した。アジア・太平洋地域をはじめとする約30カ国から約500人の参加があった。

このイベントは、日本の大学への訪問疑似体験を海外の学生にオンラインで提供し、日本留学に向けた意識を高めることを目的に、JSTが国内の各大学と協力して実施しているもの。

司会を仲谷ちはる国際連携機構特任講師が務め、JSTさくらサイエンス推進本部の伊藤宗太郎室長からのあいさつに続き、大六野耕作学長の歓迎メッセージ、日本語教育センター長の山田亨文学部准教授による大学紹介、留学生3人によるトークセッションが行われた。さらに、納冨充雄理工学部教授による特別講義、(独)日本学生支援機構(JASSO)による日本留学の基礎知識、登壇者によるQ&Aと進行した。

大学紹介と留学生によるトークセッションでは、山田センター長と共に、インドネシア、フィリピン、ベトナムからの3人の留学生が登壇し、和やかな雰囲気のなか、日本への留学や明治大学でのキャンパスライフに関する体験談が披露された。

納冨教授による特別講義では、形状記憶合金について紹介があり、そのメカニズムについて実験の動画を交えながらの説明と、JAXAの「はやぶさ」ミッションで用いられたアクチュエータへの応用例が紹介された。講義後、多くの質問が寄せられたことから、参加者の高い関心を集めた様子だった。

約2時間のオンライン大学訪問を通じて、明治大学の魅力を広く世界に発信する貴重な機会となった。プログラムの動画は、JSTのウェブサイト(https://ssp.jst.go.jp/en/jst/online/online20.html)で配信中。
(国際連携事務室・国際教育事務室)