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生田ボランティアセンター—明大生が中学校でエネルギー・環境授業を実施

生徒らの前でロケットの説明を行う明大生

理工学部・農学部の学生が、2022年11月18日、生田キャンパス近くに所在する川崎市立枡形中学校で開催されたエネルギー・環境に関するワークショップに参加し、中学生に向けて授業を行った。

同中学では、エネルギー・環境教育に関する教育を総合学習として20年間続けてきた。毎年11月に開催されるワークショップでは、10以上の企業や団体による出前授業が実施され、全校生徒が1班30人前後に分かれて、体験や実習を交えた学びを実践している。

本学学生も2020年から出前授業に参加してきたが、今年度は理工学部・農学部から8人のボランティアが集まった。今回はすりおろし人参とオキシドールを混ぜて飛ばす野菜ロケットの発射実験を授業のテーマとし、精度を高めるための試作を行うなど、約2カ月の準備期間を経て出前授業に臨んだ。当日は3人が中学校に赴き、資源の有効利用や新たな利用価値に関する講義と、野菜ロケットの発射実験を実施した。

ボランティアとして参加した農学部2年の西村洋輝さんは、「さまざまな条件の中で企画を練り、現実的な計画を立て、生徒や先生方の前で発表することなど全て貴重な経験だった」と振り返り、大学院理工学研究科博士前期課程1年の村上脩さんは、「何度も試作と実験を重ねた結果、学びと楽しさの両方が生徒たちに狙い通りに伝わってとてもうれしかった」と充実した様子だった。