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明治大学大学史資料センターは、2003年4月に、歴史編纂事務室が改組されて誕生した。今年で開設20年を迎える。

センターが最初に取り組んだのは、大審院判事の尾佐竹猛の研究であり、続いて、人権派弁護士の布施辰治・平出修・山崎今朝弥・鵜澤総明、次いで総理大臣の三木武夫、日本近世史家の木村礎、作詞家の阿久悠、小田急創立者の利光鶴松などへと展開してきた。現在、9部門の研究会が組織され(文科省科研費補助金を5件獲得)、全国屈指の大学史研究機関として知られている。また、『明治大学小史—〈個〉を強くする大学の130年』『明治大学小史(人物編)』『私学の誕生』『明治大学140年小史』などを刊行したほか、講義(駿河台・和泉・生田・中野の4キャンパスでの学部間総合講座)・学内外での講演会も継続的に行っている。

昨年には『遥かなる明大山脈』シリーズを立ち上げ、『スポーツ編』『法曹編Ⅰ』『アジア留学生編Ⅰ』(続刊予定)を刊行した。さらに各界で活躍する校友のインタビュー映像を明治大学公式YouTubeチャンネルで、また運営委員によるコラムをホームページで順次公開している。ぜひご覧いただきたい。