2023年度の授業方針を公表—2022年度に引き続き原則対面授業実施へ

明治大学は１月31日、大学ホームページに「2023年度の授業について」というタイトルの文書を掲出した。文書では、2023年度の授業について、「2022年度に引き続き、感染予防対策を講じながら、通学を前提とした対面授業を全面的に実施することを基本方針」とする旨が公表された。また、「教育効果の観点から有効と認められる一部の科目については、メディア授業としてオンライン形式の授業を取り入れ、コロナ禍の経験を活かした新たな教育も一層展開」するとしている。

この方針については、各学部の教務主任らによって組織される教務部委員会を中心に議論が行われ、１月25日に開催された学部長会において承認。大学ホームページでの文書掲出に至った。

千田亮吉副学長（教務担当、商学部教授）は、「オンライン授業の経験によって、学生の授業に対する要望は変わった。これからの対面授業は、教室に来ることの意義を学生にアピールしなければならない。単にコロナ禍以前に戻るわけではない」とコメントした。

今後、感染拡大など対面授業の実施に一層注意が必要と判断される状況となった場合は、政府・自治体からの要請を踏まえ、オンライン形式による授業を活用するなど、学修機会の確保と学生・教職員の安全確保に努めることとしている。