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明大生考案「八幡ドレッシング」が商品化—北九州市・地元メーカーの協力を受け開発

(左から)烏田さん・福光さん・地福さん

明大生考案による北九州の独自野菜「大葉春菊」を使った「八幡ドレッシング」が、福岡県北九州市の㈱ごとう醤油から商品化された。これは、就職キャリア支援センターが、北九州市と同市の老舗メーカーであるごとう醤油の協力を受け実施したワークショップでの最終プレゼンテーションを経て採用されたもの。

ワークショップは、「北九州産の旬の野菜を使用した地域を盛り上げる調味料開発」をテーマに2022年8月に開始。明治大学、中央大学、日本大学、早稲田大学などから10チーム60人以上の学生が参加し、本学からは学部1・2年生25人が参加した。さらに、東京栄養食糧専門学校の学生、北九州市立大学の学生などがアドバイザーとして加わり、参加者らは学部・学年の垣根を越えて、SDGsや地産地消の観点を盛り込んだレシピの考案を行った。

9月15日に行われた最終プレゼンテーションの結果、3チームの案が採用となり商品化が決定。そのうちの1つとして、烏田琴子さん(情報コミュニケーション学部2年)、福光真歩さん(文学部1年)、地福遼太郎さん(農学部2年)のチームが考案した「八幡ドレッシング」が選ばれた。その後、試作品開発を経て、2023年2月に開催された「第95回東京インターナショナルギフト・ショー」などに出展し、学生らはブースを訪れた全国各地のバイヤーを相手に商品の案内を行った。

参加した烏田さんは、「自分たちの考えた物が世の中にこのような形で出回るとは当初は思いもしなかった。貴重な経験ができてうれしい」と語った。具体的な時期は未定だが、都内雑貨店でのドレッシング販売も検討されている。