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ステルス・マーケティング(ステマ)が規制されるという。昨年末に、景品表示法の不当表示に追加し、違反した場合は広告主を行政処分の対象とすることが、消費者庁の有識者検討会による提言としてまとめられた。同庁は今年の夏ごろに、同法に基づく告示の不当表示に「事業者による商品・サービスの表示であることを消費者が判別するのが困難であるもの」を追加し、今後、運用基準をつくり、どのような表示がステマに該当するかを示すようである。インターネット、特にスマホの普及により、情報の信頼性は、極めて重大な問題となった。これまで、マスメディアが主に情報発信を行ってきたが、現在は誰でも情報を収集し発信できるように変わった。だが、行動ターゲティングなどの手法により、その人が選好しそうな広告情報がピンポイントで飛び込んで来る。以前は、ウィキペディアの利用方法が問題となったが、現在は、チャットGPTの利用が議論の的となっている。何を信じて良いか分からない時代だからこそ、大学生には、ぜひ、古典を読んでいただきたい。