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スクールバスが生徒公募デザインでリニューアル

小久保さん提案による白地に紫紺のラインが入ったデザイン 牧野さん提案による紫紺のグラデーションのデザイン

付属明治高等学校・中学校のスクールバス全16台が2023年度からリニューアルし、バスのデザインは生徒による公募で2種類のデザインが採用された。

採用されたデザインは、応募当時高校3年生の小久保文太さん(政治経済学部1年)と中学1年生の牧野元貴さん(中学2年)によるもので、多数のデザインの中から、教職員による投票、選定委員会での検討・議論を経て、デザイン原案を決定。その後、スクールバスを運行する京王バス㈱と調整を行いながら、最終デザインの形に仕上げられた。

小久保さんの提案は、白をベースとして紫紺のラインが入ったデザインで、「創立111周年」をイメージする3本のラインと、それらを向かい合わせで配置し、校歌3番に登場する「霊峰不二(富士山)」を想起させるようなデザイン。牧野さんの提案は、紫紺をベースとしたグラデーションの中にさまざまな色味のドットが配置されたデザインで、校訓「独立自治」を担う強い「個」が紫紺の中から生まれてくる様が盛り込まれている。

同校で広報主任を務める河村弘祐教諭によると、「前回のバスは2008年の調布校地への移転時に導入され、2022年度末まで使用された。今回のバスも10年以上は利用される予定」だという。

バスの完成を受け、小久保さんは、「提案したデザインが採用されてとてもうれしい。生徒や地域の皆さんから愛されるバスになってほしい」と喜びを語った。