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各キャンパスの学生交流スペースがリニューアル—㈱スノーピーク寄贈のキャンプ用品やベーカリーも

リニューアルされたラウンジマロニエ(駿河台) ㈱スノーピーク寄贈のキャンプ用品などが設置された中央校舎1階(生田)

2021年度から2022年度にかけて、駿河台・和泉・生田・中野の各キャンパスの学生交流スペースがリニューアルされた。これは、コロナ禍を経て、学生の居場所のさらなる拡充を目的として、各キャンパスの環境や利用状況に応じて行われたもの。

駿河台キャンパスは、リバティタワー1階ラウンジマロニエと各階の休憩スペース、アカデミーコモン1階ロビーの休憩・自習スペースで什器の入れ替えが行われた。特にラウンジマロニエでは、電源コンセントのついた個人用カウンターテーブルとグループ利用席を、エリアを区切りながら導入し、座席数が大幅に増えた。

生田キャンパスでは、食堂館1階や学生会館で座席、照明の追加や壁紙の貼り換えなどとともに、㈱明大サポートが営業するベーカリーが導入された。さらに、中央校舎1階と6階には、㈱スノーピークから寄贈されたキャンプ用のソファセットやラウンジシェル(簡易テント)などが配置され、自然豊かな生田キャンパスを象徴するような学生スペースに生まれ変わった。また、国際交流ラウンジが食堂館1階へ、学生相談室が中央校舎2階の診療所隣へそれぞれ移転し、学生が利用しやすい環境が整えられた。

和泉キャンパスでは、学生食堂のメニューの一新やベーカリー開店、中野キャンパスでも個室ブースの設置などの改修も行われた。

これらのリニューアルの多くは、2021年度末に行われたリバティタワー2階の改修に続き、専任職員による部署横断型ワーキンググループで企画されたもの(本紙第759号既報)。このリニューアルにより2年間で4キャンパスに合計500席以上の座席が増えた。一連の企画のねらいについて、ワーキンググループに参加した職員は、「学生同士の交流が自然と生まれるような空間を目指した」と述べる。

和泉ラーニングスクエアなど新しい校舎が増えている一方で、既存建物の老朽化対策や、オンライン授業などの新たな学習環境への対応も進められている。